元々そんなに馬力の稼げない車を、お金をかけないで速くするためにはどういうことが必要でしょうか?
足回りを良くする・・・・エンジン回りをチューンアップする・・・etcいろいろ方法はありますね。でも部品を買うだけお金がかかってしまいます。他に方法は・・・・今付いているものを取り外して軽くするしかありませんね。みなさんおわかりのことだと思います。
普段街乗りをする車ですから、内装やドアの内張を撤去してバリバリのスパルタンな車にするわけにもいきませんから、見えない部分で不要なものを取り外すことにしました。その対象がカーペットやシートの下に張り巡らされている遮音材です。
今回取り外すことにした遮音材は、
1.トランクのカーペットの下
2.リアシートの背もたれの裏
3.リアシートの座面の下
4.フロアカーペットの下
の合計4カ所の部分を撤去することにしました。ダッシュボードの裏にも当然遮音材が張ってあるのですが、撤去するためにはかなり手間がかかるために今回は見合わせました。
左の写真はリアシートを取り外して一部カーペットをめくったところですが、スポンジに黒い樹脂がくっついた遮音材は全て取り去っています。フロアカーペットの下は、いったんフロントシートとセンターコンソールを取り外した上で、フロアトンネルの頂上で遮音材を左右に切り分けた後それぞれ別々に引っ張り出してあります。助手席側には燃料ホースが走っているので、直接踏まないようにコルゲートチューブで保護してあります。
右の写真はリアシートの背もたれを取り外したところです。ここにも分厚い遮音材がありましたが全て撤去してあります。遮音材が、スポンジにタールのような樹脂を染みこませたようなものなので、実際かなりの重量があります。今回撤去した分を集めると、一人では重たくて持ちきれない程の大きさ&重さでした。
またレーシングカーを作るときに、よく鉄板に張り付いているタールでできた断熱材は、取るのに手間がかかる割にはさほど大きく重量に差し障りがないために、そのままにしてあります。逆にミッションケースの上あたりは、ギアボックスやブレーキからの熱の影響を受けやすい為に剥がさない方が得策でしょう。
後日、粗大ゴミを捨てに行くためにゴミを満載にして清掃工場へ持ち込んだ際に空車重量を量ったのですが、燃料ほぼ満タン+車載工具箱(概ね5〜6kg)+車載ジャッキ+細々としたグッズを含めた総重量は1150kgでした。車検証の重量は1190キロと書いてありますが、実際にはもっと重たいケースがほとんどなので、おそらく5〜60kgの軽量化になっていると思います。
実際、施工後に乗ってみると車の動きが全体的にかなり軽快になっています。カーペットやリアシートは元通りに戻してあるので、一見して軽量化しているようには全く見えないですし、音の侵入も思ったほど大きくはないですから、お金をかけないチューンとしては多少手間はかかりますが、一番のオススメですね。
ただ一つだけ、この軽量化をするとかなり大量のゴミがでてしまうということが一番の難点ですね。
(2001.10.09)